腰痛症を痛み別に3つに分類※あなたはどれに当てはまる?

長年腰痛に苦しみ、腰痛について調べていると、腰痛と言っても、傷み方によって3つの種類に分ける事が出来る事がわかりました。

 

【屈曲型】
・身体を前に倒した時に傷む
・前方の椎間板に痛みの原因がある可能性が高い
・年齢の若い方が多い

 

【伸展型】
・後ろに反った時に傷む
・後方の椎間関節に痛みの原因がある可能性が高い
・加齢の変化により、年齢が進むにつれ多くなる

 

【回旋型】
・身体をひねった時に傷む
・腰の後ろの椎間関節に圧力がかかり痛みが出る事が多い
・年齢的な偏りはなく、幅広い年齢の方がなる

 

【stiff back】
・曲げた時にも伸ばした時にも動かせないほと痛い
・腰から背中にかけて広範囲の筋肉が固くなっている
・重症な腰痛のサインのひとつで、いわゆる「赤信号」の疑いが強い

 

脊髄の動きの中心は椎間板の後ろのほうにあります。なので前にかがむと、前方の椎間板には圧縮力が加わることになり、この時に痛みが出る場合は、痛みの原因は椎間板にあるという可能性は高くなります。
これが【屈曲型】です。

 

一方、【伸展型】は身体を後ろに反ると今度は後ろの椎間関節に圧力が加わります。この時に痛みが出る場合は、椎間関節に痛みがある可能性が高いと考えることが出来ます。
このようにどういった動きをすることで痛くなるかによって、ある程度原因を突き止める事が出来ます。
基本的に若い人には屈曲型が多く、年齢が進むにつれて、伸展型の方が多くなる傾向にあります。加齢変化によって伸ばした時に痛みが出やすくなるという事です。

 

また、伸ばした時にも、曲げた時にも痛くなるという人もいます。動かせないほど痛いと言うのは重症ですが、これは英語で【stiff back】と呼ばれています。「stiff」は硬い、「back」は背中と言う意味なので簡単に言うと硬い背中という事です。
腰から背中にかけて広範囲で筋肉が硬くなってしまいます。
腰がちゃんと曲がっているように見えますが、実は曲がっていなくて、股関節だけで動いているような状態の事です。
実は「ぎっくり腰」になってすぐの頃は、【stiff back】と同じ状態になっています。
硬直して前にも後ろにも動かない状態で、そういう人の背中の筋肉を押すとパキパキに固くなっていて、それに引っ張られる形で背骨もピーンと真っすぐになっています。

 

また、【回旋型】は身体をひねったときに痛み、体をひねることで、腰の後ろの椎間関節に圧力がかかり、痛みが出るというケースです。回旋型は年齢的な偏りはなく、幅広い年齢の方がなる可能性があります。
診察のときにどのような体の動かし方で傷むかをお医者さんに伝えることによって、適切な処置を受ける事が出来ます。